子どもが野菜嫌いを克服できた!伝えたい3年間のお話
目次
皆さんのお子さんは、野菜が好きですか?
苦手でも食べようとしますか?
私のお家の子ども、とくに2番目の長女は、本当に野菜を食べようとしませんでした。
当然、アレルギーであったり、敏感な舌や嗅覚をもっていることも考えられるので、なんでもかんでも無理やり食べさせてはいけないと思うのですが、まあ、うまく機嫌をよくもっていくと食べることができることもあったので、そのあたりは大丈夫かと思ったので、いろいろ工夫しました。
その中でも、こうした取り組みに効果があったのではと思う方法をお伝えします。
もし、このブログを読んでくださった方で、同じ方法で、少し食べてくれたということにつながればうれしいです。
子どもの野菜嫌いに対して気をつけること
【1】無理やり食べさせない
特に、2歳とか3歳ぐらいで、無理やり食べさせたり、食べないことを怒っても仕方がないと思います。
子ども自身も「どうして食べられないのか」「どうして食べなくちゃいけないのか」ということがわかっていなかったり、「野菜よりも食べたいものがある」「今日は調子が悪い」など、いろいろな理由があると思います。
応援したり、食べてほしいという気持ちを伝えることは大事ですが、
怒ってまで食べさせたり、罰を与えて(野菜を食べないとおやつ抜きなど)まで食べさせることには反対です。
食事をすることは楽しい場所でありたいですしね。
【2】どういうときに食べているのかを観察する
まったく食べられない子では無理ですが、たま~に、食べていることがあるなら、どんなときに食べているのかを調べてみましょう。例えば、2歳ぐらいのときは、混ざった野菜が苦手なことがわかりました。いわゆる、野菜炒め的なものや、野菜を複数入れて煮込んだものです。
そうしたことから、この後伝える方法を考え付いたりしました。
後は、親やお兄ちゃんが食べ終わってしまうと、気になるようで、野菜にかぎらず、食べる集中力が続かないことがわかりました。
子どもによって、性格も違うと思うので、そのあたりは、個々で方法を模索する必要があると思います。
野菜嫌いなわが子に取り組んだ方法
【1】2歳のころの話
① 小さくて長細い野菜を並べる
これは、例えば、野菜炒めにしたとしても、混ざったまま盛り付けるのではなく、野菜ごとに盛り付けました。なぜなら、混ざった野菜をとったときに、くっついてるほうれん草を取ったり、余計なものがくっついていると食べないことが多かったからです。くっついている野菜を取るのって、意外と面倒だと思います。そうした作業があるというだけで、食べる気がなくなってしまうのではと思ったので、盛り付けの段階でこちらが、野菜ごとに並べてあげました。
実際、こうした方が、食べることが多かったですね。食べないときもありましたが、「1つだけ食べてみよう」といったら、「人参だけ」と言って、頑張ることも多くありました。
② 少な目に盛り付けて、完食を体験させる
子どもも、全部食べることができたという事実は、自信につながります。
少な目に盛り付けることで、2,3口食べたら野菜を完食できたという事実が1つ1つ積み重なっていきます。
また、ちょっとがんばれば食べられるということも、子どもが小さな勇気でがんばることができる理由になります。
そして、食べられたときには、おもいっきりほめてあげましょう。
ときどき、「おかわり」と言っておかわりするときも出てきますよ。
結果的に、普通に盛り付けたときよりも、たくさん食べることだってあります。
③ 食べさせてあげる
お膝の上に座って食べさせてあげることもいいと思います。
思った以上に、小さな子どもにとっては、野菜をつかんだりすくったりするのは、しんどいものです。
当然、「くせになる」なんて意見もあると思うし、それもわかります。
5歳になる今でも、本当にときどき、膝の上にきて食べさせてもらおうとしますから。
でも、思うんです。どうしても食べられないとき、「お膝の上で食べさせてもらったら食べられるかも」って子どもも思っているんはないかなって。だって、小さいころから、そうやって完食を目指してきた経験をしていますから。
でも、圧倒的に回数は少なくなっていますよ。
【2】3歳のころの話
① マヨネーズで絵を描く
子どもって、キャラ弁とか好きじゃないですか。ウインナーとかに、キャラクターが描いているものをほしがったりとかも。
そこで、ふと思ってやってみたのが、ブロッコリーの形を見て、その形から連想したものをマヨネーズで描いてみる。
失敗してもクイズっぽくなって面白いですよ。
あと、上の子(長男)も、これが好きで自分で描いたりしています。
ただ、1つだけ難点があります。それは、マヨネーズの量が多くなることです。
2歳になる次女も、それを見て、最近は、ブロッコリーを持ってきますね。うまくいけば、パクッて食べています。ただ、マヨネーズだけをなめて終わりということもあるので・・・。小さすぎる子には、適さないかもしれませんね。
② 好きなドレッシングを見つけさせる
私の家では、嫁が「ごまドレ派」なのですが、私は、「和風ドレ派」です。こうやって好みってありますよね。
あるとき、大量のレタスをもらったので、どうしようということがあったんです。そこで、私は、焼肉へ行ったときのチョレギサラダを思い出して、たれを作ってパクパクと食べていたんですね。
本当に、おいしそうに・・・。
すると、それをみた長男が、「ぼくもそのたれで食べてみたい」と言いだしたのです。
そして、長男も、「おいしい」とはまりました。その姿を見て、当時3歳の長女も「わたしも食べたい」と言って、食べたところ、おいしかったようで、葉ものは特に苦手だったのに、2,3枚ぐらい食べたのです。
今では、そのチョレギたれを、みんなが作れるようになるほど、我が家では流行りました。
たくさんは、食べませんが、今では、「4~6枚ぐらい」は食べるようになりましたよ。そして、そのたれがないきは、自分で作って食べたり、マヨネーズでも食べることができるようになったりしています。
【3】4歳のころの話
① 擬人化して食べてもらう
かなり性格が関係してくるかもしれませんが、我が家では効果抜群です。
これまでの取り組みで、なんとか食べることが多くなったのですが、やっぱり「苦手」なことには変わりがありません。
だから、やっぱり食べたくないときや食べられないときがあるんですね。
本人が、お膝の上に来て食べると言ってくることもありますが、それも言ってこないときにやっているのが、この擬人化です。
例えば、お味噌汁から人参をお箸で取り出して、「私は、人参姫。さあ、お外をお散歩しましょう。」と、お箸でお皿の周りを散歩させるのです。そのときにちょっと会話をしたりして遊びます。子どもが「あ~ん」と口を開けたら吸い込まれるという感じです。
お姫様がいなくなったので、次は、「ぼくは人参王子」と言って、同じように遊びます。弟や妹なども登場させたりします。
口を開けたら吸い込まれるので、「逃げたり、隠れたり」しながら、楽しく食べてもらいます。
意外と食べますよ。あと少しとなったりして。「あと少しだから、がんばろうね。」と言って、最後は、自分で食べてもらいます。
ただ、毎回はしんどいので、その辺は臨機応変にしてくださいね。
一番は、食べてほしいという親の心を伝えることかも?
いろいろ工夫して、大好きにはなってはいないけど、野菜を食べられるようになった長女。でも、結局一番は、そうやって少しでも食べてほしいという親の願いを子どもが受け取っていることかなあと思います。
だから、JJ家の工夫はこうでしたが、皆さんも楽しく工夫しれば、子どもがちょっと前進していくかもしれませんよ。