体育や運動会で主役になる!足が速くなる方法!!
体育や運動会で主役になる!足が速くなる方法!!
大学院で学校心理・発達健康教育を学んだJJです。
私は、学生時代、陸上部に所属していました。
といっても、長距離です・・・。
でも、短距離の練習もしていました。
こうして、指導側に回るまでは、練習の意味など考えたことがなかったのですが、ただ練習をするよりも、意味を理解して練習する方がはるかに上達が早いということは間違いがないです。
だから、足を速くしてあげたい、速くなりたい人は、しっかりとこのブログを隅から隅まで理解しながら読んでくださいね。
足が遅い子の特徴
【1】スタートで前傾姿勢への体重移動ができない
陸上界の短距離では、足にステップを使いクラウチングスタートをします。そもそもスタンディングスタートとの大きな違いは何か?圧倒的に前傾姿勢ということになります。つまり、前傾姿勢がスタートダッシュには必要な条件の1つなのです。
【2】ひじが伸びている
おにごっこなどをしていると女の子に多いです。肘を伸ばして腕を振っている子がいるんです。肘が伸びたままだと力が逃げてしまいます。これでは、腕の振りでつくられた力を腰の回転で足に伝えることができません。肘は、90度曲げて振る必要があります。
【3】ももが上がらずべた足
ももを上げて走れないとスピードには乗れません。また、ももが上がらない子に多いのですが、べた足でバタバタ走る子もスピードに乗れません。
【4】真っすぐ走れない
とにかく体のバランスが取れない子は、ふらふらと走ってしまいます。これでは、自分の行きたいところまで走るのに必要以上に体力が消費されてしまいます。
足が速くなる練習方法
足の速い子は、必要なところだけに力を入れて、体全体はリラックスしていることが大きな特徴です。
力みすぎに注意してくださいね。
【1】利き足を調べる
利き足って右だったり左だったり人によって違います。例えば、サッカーでボールを蹴る足が利き足って思っている人も多いですが、それは間違いです。
利き足は、踏み切ったときに、ジャンプする方の足です。これは、ボールを蹴る足とは違うこともよくあります。
利き足の調べ方はいろいろあります。例えば、走り幅跳びでジャンプした方の足。立ったまま体だけを前に倒していって自然と前に出た方の足など。ただ、意識するとどっちの足を出そうと迷ってしまって正しい足を出せない場合もあるので、水たまりなどをジャンプするような自然な遊びの中で見てあげるのが一番になります。
利き足が分かれば、利き足を後ろにして足を開けましょう。それが、スダンディングスタートの構えになります。
【2】肘を曲げて手を振る練習
これって、肘を曲げて腕を振りなさいで済みそうだと思いませんか?でも、練習は必要です。自然にできるようにならないと、余計な力が入ってしまうからです。肘を曲げて振る練習をしてあげましょう。まずは、動かず立ったまま腕だけを振ります。そのときに、親が後ろでパーの手で子どもの肘の高さのところに手のひらを置きます。子どもは、その手のひらを肘でタッチするように腕振りの練習をするといいでしょう。
そのときに注意することは、力を入れすぎないように声をかけてあげてください。
【3】もも上げの練習をする
もも上げは大きな推進力になります。これも、はじめは、ゆっくりとももだけを「いち」と言いながら腕の振りと一緒にあげる練習をしましょう。1つ1つ丁寧に、「にい」「さん」とやっていきましょう。また、速くももを上げるときは、親が子どもの前にたち、モモが上がる位置に手のひらを置いてあげましょう。子どもは、その手のひらに「ひざかもも」でタッチする練習をしましょう。ももは、子どもの股関節の高さぐらいまであがれば十分です。
【4】つま先でけり出す練習をする
この修正が一番大変です。それは、感覚がつかみにくいからです。下手に言いすぎると変な走り方になってしまう場合も多いです。この練習こそ丁寧にやりましょう。
練習の仕方は、
①壁に両手を付けて、少し斜め(前傾)に体を預ける
②片方のももを引き上げる
③ももを引き上げるときにつま先で地面をける
この練習を片方だけ繰り返します。何回かしたら、反対足も同様に繰り返します。
【5】目線を上げて目標に向かって走る練習をする
運動会とかで、後ろを気にしてジグザグに走っている子どもって多いですよね。だからこそ、真っすぐ目標に向かって走る練習をしてあげましょう。
低学年までの運動会では、真っすぐ走るようにコーンなどの目印を置いてくれているところが多いです。それでも、子どもは、後ろや横を気にしてジグザグに走ります。
この練習が、ここでは生きてきます。
まとめ
いかがでしたか?
一番足が速くなる方法。
それは、毎日、走って遊ぶことです。上記の方法は、効率的な走りを身に着けるための方法です。でも、正直面白くないです。「お家の人としているからおもしろい」とか、足が速くなることよりも、ふれあいが面白い程度でしょう。子ども自身が「速くなりたい」と思って練習をしないかぎり、難しいと思います。
しかし、遊ぶことは大好きです。そのときに、「逃げ切るために」「追いつくために」という感じでどんどんアドバイスをしてあげることが一番自然でしょう。
それで、実際に、足が上がっていないことや、肘が伸びていることなどを実感させたり、足が速くなることを体験することができれば、どんどん走ることが大好きになっていきます。