【健康】カフェインの過剰摂取に注意しよう

みなさんは、コーヒーが好きですか?

私は、そんなに飲まないのですが、私の母はよく飲んでいます。

飲みすぎがよくないことは分かっているのですが、何の成分を取りすぎてはいけないのかというと『カフェイン』です。

そして、このカフェインは、最近若者の間でもよく飲まれている『エナジードリンク』にも入っています。

コーヒーを飲む機会が多い方、子どもがよくエナジードリンクを飲まれているご家庭もあると思います。

今日は、カフェインについて調べてみたことをレポートします!

今回の構成は・・・

① カフェインのメリットとデメリット

② どれくらいで摂取しすぎになるのか?

③ 摂取しすぎるとどうなるのか?

④ 生活の中で気を付けること

カフェインのメリットとデメリット

【1】カフェインのメリット

① 眠気を覚ます

 これが一番有名ではないでしょうか。コーヒーなどでカフェインを摂取すると自律神経が刺激されて『交感神経が優位』に働きます。その結果、眠気を消してくれるというわけです。

② 疲労感がとれる

 これも上記と同じ理由なのですが、交感神経が優位になることで、興奮した状態となるため、結果として

疲労感がとれます。ただ、疲労が抜けるわけではありません

③ 血液の流れを促進してくれる

 血管拡張作用があるため、血液の流れがよくなります。

④ 老廃物を外へ出してくれる

 利尿作用があるため、老廃物を外へ流しやすくなります。

【2】カフェインのデメリット

① 病気のリスクがアップ

 心拍数の増加がまず1つあります。

 高血圧や骨粗しょう症のリスクが上がるなどの報告があります。ただし、肝機能が低い人であったりカルシウム摂取が少ないなどの方に対してという報告が付いています。

② カフェイン中毒

 カフェインを過剰摂取すると、カフェイン中毒になる可能性があります。カフェイン中毒は、めまいを引き起こしたり吐き気や頭痛などを引き起こしたりすることもあり、死亡事例も出ています。

摂取しすぎになるカフェインの量

①カフェインの適切な量

 世界保健機構(WHO)では、1日コーヒー3~4杯までとしています。アメリカでは、1日カフェイン量は、400mgまでにおさえるようにとしています。しかし、女性では、300mgまでとし、妊婦などに関しては200mgとされています。

 しかし、カフェインは、コーヒーだけでなくお茶や一部の飲料水などにも含まれていることから、単純にコーヒーを4杯までと決めるのではなく、自分の生活習慣から、お茶やコーラー、エナジードリンクなどを飲まれる場合も含めて考える必要があります。

②カフェイン中毒になるリスク

 『1時間以内に6.5mg/kgの摂取で約半数が急性症状を発症、3時間以内に17mg/kgの摂取で全数が発症』とされています。

つまり、体重50kgで考えると、1時間に325㎎摂取で50%、3時間以内で850㎎摂取で100%の確率で中毒になるということです。

コーヒー1杯(200ml)あたり、カフェインは、80~120㎎入っているので、1時間に3杯飲むと50%の確率ということになりますね。

 また、エナジードリンクも種類によりますが。150㎎~200㎎ぐらい入っているので、1時間に2杯で・・・ということになります。

 しかしながら、それ以下であれば0%というわけではありませんよね。

 やはり、短時間でたくさん飲むことはリスクが高くなり、また、時間をあけたとしても、1日に飲みすぎることもよくはないということです。

カフェインを摂取しすぎるとどうなるのか?

 代表的な健康被害が、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気です。

 カフェインの過剰摂取による病院への搬送も5年(2011~2016年)で100を超える数あり、その中で3人が死亡している。

【死亡事例】

 2015年、ガソリンスタンドに深夜から早朝にかけてアルバイトをしていた24歳男性が死亡。カフェイン入り飲料水を毎日のように多用しており、死亡する1年前から体調不良を訴えはじめ、吐いて寝込むことも多くなった。死亡当日も、吐いて寝込んだまま起きてこず、家族が気づいて病院に搬送されたが、手遅れだった。

【不安感事例】

 2021年、26歳男性が急に不安に襲われ警察に自首するという行動にでた。深夜のコンビニアルバイトをしていた男性は、眠気覚ましにコンビニに売られている「眠気覚ましの飲料水」をたびたび飲んでいた。その日は、強い眠気があり、「眠気覚ましの強い飲料水」をアルバイトを入る直前に飲み、1時間後ぐらいに、もう1本を飲んだ。

 そこから、急に、学生時代に仲間に誘われて1度だけ罪を犯した万引きのことが気になりだし、悪いことをしたという強迫観念にとらわれ、警察署へ行った。思考力が低下し、目が泳いでいて精神状態がおかしいと判断した警察の方が、自宅に連絡。そのまま3日ほどは調子がもどらず、ほとんど話せない状態。1週間ほどでもとにもどっていった。

カフェインについてのまとめ

 健康を考えるうえで、食事は本当に不可欠です。

 なんでも食べていたらいいわけではありませんが、最近は、総菜の充実やコンビニなどの利用により、便利になりすぎて、ついつい栄養面を忘れてしまうこともあります。

 この「エナジードリンク」なども、コンビニに当たり前のように売られていて、カジュアルに飲まれるようになりました。

 だからこそ、健康に対する意識の1つとして、カフェインについて知っておくことが大事ではないでしょうか。

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