日記を書くのが苦手!力のつく日記の書き方と日記をすらすら書けるようになる方法を伝授!!
力のつく日記の書き方と日記をすらすら書けるようになる方法を伝授!!
大学院で学校心理・発達健康教育を学んだJJです。
お家の人の健康と子どもの幸せを本気で応援するブログです。
みなさんのお子さんは、日記は好きですか?
よく小学校ぐらいから、日記の宿題が出ると思います。
毎日出す先生や、週に1回出す先生など、学校の方針や教師の方針でバラバラだと思います。
毎日日記と言われても、書くことなんてないよ・・・という子どもやお家の人もいることでしょう。
さて、こんな悩みや不安はないでしょうか?
「〇〇さんのお家の子は、たくさん書いているのに、うちの子は、2,3行しか書いていないなあ」
「なんか、いつも同じことを日記に書いているなあ」
「何を書いていいかわからないなあ」
「もっとおもしろいことを書いてくれないかなあ」
などなど。
今回は、日記の力と、どんなことを書けばいいのか、日記の文章が増える方法をお伝えします。
子どもが日記を書くことでつく力
【1】思いを綴る力がつく
まず、日記を書くことで、文章を書く力がついてきます。私は、中学2年生ぐらいから高校卒業までは、ほぼ毎日日記を書いていました。
そのせいか、こうやって文章にすることに、苦がないのです。しかし、妻は、文章を書くのが苦手だといいます。でも、二人で作文を書いても、文章の量や時間にそれほど差はありません。
でも、大きく違うのが「疲労感」でした。こうやって、思ったことをまとめたり、自分の気持ちを整理できるという力は、ストレスや計画力などにも影響します。
思いを書くということで、アウトプットできることも大きいです。
学校は、よく「書く力をつけるため」と言っていますが、教育界で言われているような書く力は、日記ではつきません。なぜなら、教育の現場は、読み取る力も必要だからです。
しかし、日記を書くことで、書くことに慣れることはできます。
本当に書く力をつけたいなら、短い文章を読んで、それに対する意見を毎日書くぐらいでないとつかないでしょう。おすすめは、子ども用の天声人語を読んで、それに対する自分の考えを書くということ。日記を毎日書くことで、この意見を書くことも苦ではなくなるはずです。
【2】会話力が上がる
よく作文などを与えられると、「自由に書きなさい」と言われると苦手だったという人がいるのを知っていますか?「課題を与えられる」方がすらすら書けたと。
でも、毎日日記を書いていると、ごくごく当たり前のことを書いていきます。例えば、朝ごはんで1ページや2ページも書いてきたりします。
特別な朝ごはんだったら分かりますが、そうでもないんです。
これって、会話力とつながるんですね。
そういう意味でも、ある程度場慣れは必要ですが、
例えば、大人になってこんな質問をされたら、なんて答えますか?
「昨日のお休みの日、何をされていましたか?」
もし、どこかに出かけたりしていたらその話をすればいいですが、家で本当にごろごろしていたら・・・
「何もしていないです」
とか
「1日ごろごろしてました」
と言って、会話がとぎれれしまいますよね。
でも、会話を盛り上げなければいけないときってありますよね。そんなとき、ごくごく当たり前のことを
「昨日は、家でほんとうにごろごろしていたんですよ。朝の7時になっても寒いからといって、布団にず~と入っていて起きたのは、11時です。そこから、ごはんを食べて、今度は、ソファーでごろごろ・・・。たまには、こんな日でもないと、仕事疲れでしんどいですよね。ゆっくりできました。」
なんて、自分がしたことを少しまとめる力があれば、会話が盛り上がるんですね。
【3】机に向かう習慣が身に付きやすい
日記を書くことが好きだったり、苦でなけば、1日に1回は、机にノートを広げる時間ができます。
そうすると、そこから、宿題につながりやすくなります。
大人でもそうですが、始めるまでが大変なんですよね。
子どももそうで、机に向かうまでが大変なんです。
その点、日記が苦でなくなれば、まず、なんでも書ける日記が習慣作りに役立ちます。
もし、学校の宿題に日記がないなら、親子日記をしてもいいと思いますよ。
1行日記でもいいと思います。
ただし、自分の机じゃなくてもいいです。リビングでもね。
「今日は、どんなことがあったのか、日記に書いて教えてね。」
っていえばいいんです。
「宿題をしなさい」
よりも、柔らかい感じがしますね。
子どもが日記にどんなことを書けばいいのか
【1】なんでもいい
正直、なんでもいいのです。何をかけばいいのかではなく、なんでもいいのです。
親としては、遊園地に行った日に、朝ごはんの話を書かれても、「いやいや。遊園地のこと書こうよ。」って思うかもしれませんが、日記はなんでもいいのです。
【2】テーマを選ぶ
子どもの自由に書かせるといつも同じことを書く子がいます。それは、それがテンプレートになって、考えるのが楽だからです。
だから、テーマを10個ほど作って、日記のノートに張っておくといいでしょう。そして、書いたら☑して、同じことが続かないようにすることを約束します。
例えば
①一番心に残ったこと
(楽しかったとこ うれしかったこと 悲しかったこと 怒ったこと)
②今日のごはん
③家族紹介(家族のこと)
④今日の授業について
⑤休み時間のこと
⑥友達紹介・クラス紹介
⑦給食の時間
⑧もしも〇〇になったら
⑨なぜ〇〇があるのか
⑩( )
というようなテーマはどうでしょうか?最後の10個目は、自分で考えさせるのもいいでしょう。正直、①が、自由と同じなので、なんでもかけると思います。
もし、( )が思いつかないなら、「見た夢について」や「習い事について」などでもいいでしょう。他にも、「〇〇紹介」として、自分の町紹介や友達の良いところを紹介などでもいいかなあと思います。
【3 】夢ノート
これは、自分の夢を叶えるノートとして日記を書くことです。有名なところで、サッカーの本田選手がいます。毎日、サッカーについて書いてきた本田選手。
まず、
・将来の夢(大目標)
・大目標を達成するための中目標(高校、大学など)
・中目標を達成するための小目標(今の目標)
を決めます。もっと細かく言えば、
・10年後
・5年後
・3年後
・1年後
のような感じで、目標を立てます。
そして、毎日綴るのが、小目標を達成するための今日の振り返りと明日の行動目標です。
①今日の振り返り
今日の自分の点数
何ができて何ができなかったのか
もっとできたことは何か
②明日の行動目標
行動目標とは、目標とは違い、必ず行動すれば可能な目標のことです。
例えば、野球をしていて「レギュラーになる」は、行動目標ではありません。がんばれば必ず達成できるとはいえないからです。
でも、レギュラーになるために、「1000回素振りする」は、行動目標です。
あと、子どもでよくあるのが、「一生懸命」「しっかり」などの抽象的な言葉を使うこと。これも、行動目標ではありません。
例えば、野球をしていて「一生懸命守備をする」ではなく、「ボールから目を離さない」とか「あきらめずにボールに向かってとにかく走る」という目標にするわけです。
子どもが日記を書くのが苦手!文章を増やす方法とは?
最後に日記を書くのが苦手な子の文章を増やす方法をお伝えしたいと思います。
【ステップ1】質問をして書かせてあげる(書いてあげる)
本当に、苦手な子は、聞いてあげます。質問してあげます。
「今日は、学校の休み時間何してたの?」⇒「本を読んでた」
「なんていう本?」
「だれが出てきた?」
「どんな本だった?」
「読んだあとどう思った?」
など。当然、覚えてないこともあるでしょう。また、答えてくれたことから、発展した質問も出るかもしれませんね。
それを、文に書いてあげて、写させましょう。
【ステップ2】「今日、〇〇をしました。」から始める
これは、苦手な子には有効です。この〇〇をしましたが、題材になるからです。そして、
「まず、・・・」「次に・・・・」「そのあと・・・・」「最後に・・・・」「思ったこと」
という、説明文的なつながりを持たせます。「ま・つ・そ・さ・お」です。
こうするだけで、6文を日記にすることができます。当然、もっとつながるときもあるし、次にで終わってしまうこともあります。
そもそも、日記を書くことが苦手な子は、説明するのが苦手なんです。だから、時系列に並べる練習をしてあげましょう。
そうすれば、「でも・・・」などの逆接も使えるようになってきます。
【ステップ3】思ったことの語彙を増やす
大概の日記の苦手な子は、「おもしろかったです」「たのしかったです」で終わります。そこに、「どうおもしろかったのか」などの付け足しをしたり、「〇〇なぐらい」「〇〇のように」と例え話を入れたりするのもいいでしょう。本当に苦手な子は、面白かったレベルによって言葉を決めておくのもいいと思います。そうした文章表現があることを知ることも勉強です。
レベル1 おもしろかったです
レベル2 とってもおもしろかったです
レベル3 心うきうきで終わりました。
など。
まとめ
いかがでしたか?
日記が苦手な子は、日記の書き方を学ばせてあげましょう。
日記が好きな子は、日記を活かして自分の成長につなげてあげましょう。
せっかく毎日やっているのだから、ただやっているだけではもったいないですよね。