【2才~4才が大事!!】勉強ができる子を育てる方法

勉強ができる子を育てる方法

子どもが生まれたときの感動を覚えていますか?

名前を決めたり、「寝返りができた」「うつぶせができた」

ほんのちょっとの成長を喜んで・・・。

そんな我が子を見ながら・・・

この子が困らないように、幸せに暮らせるように・・・

勉強が出来る子にしてあげたい

スポーツが出来る子にしてあげたい

友だちから好かれる子に育ててあげたい・・・

いろんなことを思ったことがあるのではないでしょうか?

 

私は、大学院の教育心理学・発達教育のコースを修了しました。

特に、「子どもの主体性」について研究をしてきました。

そのときに出会ったのが、コーチングという理論です。

このコーチング理論を中心に、

今回は、勉強ができる子に育てる方法をお伝えします。

 

 

勉強のできる子を育てる方法

(1)子どもの「どうして?」「なぜ?」を逃さない

小さい子どもは、よく、「どうして?なぜ?」と聞いてくることが多いと思いませんか?

いっぱい聞かれると、うっとうしくなってしまったりします。わからないことも聞いてきて、ついイライラしてしまうことも。ただ、このときに、絶対にしてはいけないことがありあます。それは、

✖「あとで」

✖「うるさい。」

と言ってしまうことです。

これが繰り返されると、子どもは、「聞いたら怒られる」「どうしてって思っても、分からない」となり、ただ聞かなくなるだけではなく、いろいろなものに感動したり好奇心を持ったりしない子になります。これは、東進でのコマーシャルで有名になった、林修先生も言っています。

 

子どもの「どうして?なぜ?」が一番のチャンスです。なぜなら、どうして?って思っている時点で、興味があるからです。興味のないことをずらずら説明しても、頭には残りません。子どもの「どうして?」を逃さないようにしましょう。

 

(2)すぐに答えを言わない

子どもに、どうしてって言われたら、すぐに答えを言ってしまうのはもったいないです。その前に、

「(あなた)は、どうしてだと思う?」

と、逆に聞いてあげましょう。始めの頃は、

「わからない」

と、ほとんど言うと思います。それでいいんです。そこで、答えを言ってあげましょう。

だから、「そっかあ」となります。

子どもは、「どうして?」と、会話の流れのように聞いてくる時期があります。それは、ほんとうにどうしてだろうと思っていないこともあるのです。そこで、逆に「どうしてだと思う?」と問い、「分からない」と思うことで、自分は「知らないだ。→ 知りたい。」となります。そこで、答えを聞くから、知らないことを知る喜びが増していくのです。

 

(3)「どうしてだと思う?」の最大の効果

なんか面倒くさいなあと思った人もあるかもしれません。でも、いろいろな効果があります。

①親が知らないことも、隠せる

知っていることはすぐに言えても、親だって知らないことはたくさんあります。そんなときにも、「どうしてだと思う?」は、答えを言う必要がないので、親にとっても負担は少なくなります。

 

②子どものほんとうの聞きたいことが分かる

小さい子どもは、十分に自分の気持ちを伝えることができません。「どうしてなの?」と聞いてきても、親がその意味を理解していないと、全く違うことを説明されてしまうことになります。子どもが、答えを考えて自分の意見を言ったときに、「あ~、このことを聞きたかったのかあ」と初めてわかることもあります。だからこそ、子どもが知りたいことを後でしっかりとフォローすることができます。

③考える力がつく

これが何よりだと思います。考える力とは、すなわち、学力と直結します。小さい頃から考える力を身につけておくことで、どんどん、いろんなことに興味を持ち、いろんなことをほっといても学んでいくようになります。

ここで、1つ。「どうしてだろう?」と思うこと、考えることで力がつくことが証明された1つの実験を紹介します。

 

 

どうして学力が高くなると言えるのか?

昔、『ドラゴン桜』というドラマがありました。『ドラゴン桜』とは、勉強のできない高校生たちが、勉強をして東大に行くというお話です。その中で、いろいろな勉強法が紹介されていました。そして、特別番組として、実際に効果があるのかということを実験した番組がありました。

その中で、現代文(国語)の点数をあげる方法として、「町に出ていろいろなものを見て、どうしてだろう?と思い、その答えを自分なり考える」という勉強法です。ただこれだけです。これを何日も続けます。例えば、「横断歩道は横ジマだけど、どうしてはしにあった縦の線はなくなったのだろう?」と思ったとします。そして、その答えを考えます。その答えは間違っていてもいいんです。自分なりに、思考して理屈があえばいいんです。これが大事なんです。

(画像:横断歩道)

答え

※水が溜まらないように。

※水が溜まったりして、車が通ったときに水をはねたり、タイヤがすべらないようにするため

それだけで、現代文の点数が上がったんです。国語が苦手な人で受験を経験した人は分かると思うのですが、結構、国語(現代文)の点数ってなかなか上がらないんですよね。私がそうでした・・・。

 

我が家の実際にあった考える力が育っている例

①3才のころのエピソード

子どもと散歩していると、朝に月が見えていました。

「お父さん、三日月が見える。(夜じゃなくても見える)はじめて見た。」

と、子どもがうれしそうに、ずっと月を見ていました。

ちなみに、本当は、満月だったんですが、このころは、月を何でも三日月と言うくせがありました。絵本のせいかな?

歩いていると

「お父さん、三日月がついてくるよ。」

と言って、さらに大騒ぎ。これも、よくあることです。

「お父さん、どうしてついてくるのかなあ?」

「(あなた)は、どうしてだと思う?」

「分からない。」

「そっかあ。なんでだろうね。家に帰って調べてみようか。」

「うん。」

と言ったのですが、ずっと考えていたようで、少ししてから、

「たぶん・・・、三日月は、子どもが好きなんだ。だから、ついてくるんだ。」

と、とりあえず、自分なりに答えを考えました。

 

②4才のころのエピソード

朝の地域行事(公園の清掃)から一緒に帰ると、おばあちゃんの車の窓が凍っていました。そして、指で少し落書きをして遊びました。そのときに、

「どうして凍っているの?」

と聞いてきたので、いつもどおり、

「(あなた)は、どうしてだと思う?」

と聞き返しました。考えるくせのついている我が子は、

「寒いから」

と言いました。

「なるほど。そうだね。草も白くなっていたよね(行きに霜を見せていたので)。」

「じゃあ、お父さんの車の窓はどうなっているだろうね。」

と見に行きました。

すると、凍っていません。

「どうしてだろう?」

前の家の車の窓は、半分凍っています。

おとなりさんの車の窓は、2つとも凍ています。

「分かった。屋根(カーポート)があるから、凍ってないんだ。」

と言いました。

そして、近くの他の家の車も見に行くと、その通りになっています。

「本当だ。(あなた)の言うとおりになっているね。よく気がついたね。」

そのあとの子どもの満足そうな顔が想像できますね。

 

③4才のころのエピソード2

これも、4才。とにかく、いろんなことに疑問を持つようになっている我が子。

家にあるゴミの分別表を見ながら、

「お父さん、これ、何の絵?」

と聞いてきました。指をさしているのは

「びん類の絵でした。」

いろいろ説明していると、だんだん分かってきたようで、

割れたガラスの絵を見て、

「これは、あぶないからだね。袋に入れるんだね。」

とか、自分なりに絵の意味を考えていました。

それを見ながら私は、にこにこしていました。

 

まとめ

子どもは、好きなことには夢中になります。例えば、ポケモンが好きな子なら、カタカナを早く覚えたり、ピアノの好きな子は、楽譜が読めるようになったり。ということは、いろいろなことが好きになれば、いろいろな力がつくということです。

私の子どもは4才です。長男ですが、平仮名は読めるし、カタカナも半分ぐらい読めます。絵本も一人で読んでいます。アルファベットもほとんど読めます。1度も、親の方から教えたことはありません。自然とそういうことにも興味を持ち、自分で覚えていきました。数字も、ときどき間違えますが、99ぐらいまで数えることができています。時計も、何時とか、長い針の細かいところまではみれませんが、なんとなく分かってきています。ブロックや積み木も好きですが、パズルやお絵かきも好き。運動も好き。歩くのも好き。お手伝いも好き。

これが、この子育てでそうなったという証拠にはなりません。当然、妻やおばあちゃんなどいろいろな人と関わってきたおかげだとも思っています。でも、子どもの「どうして?」を逃さず、いつも一緒に考えたりしてきたらか、好奇心いっぱいで、いろんなことに興味を持って、考えることができるようになったと私は思っています。

子育てに正解はありません。でも、これも1つの子育ての参考にしてみてください。

 

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