子どもの心が強くなる!親の愛情を受け取る子育て5つのポイント!!

子どもの心が強くなる!親の愛情を受け取る子育て5つのポイント!!

大学院で学校心理・発達健康教育を学んだJJです。

お家の方の健康と子どもの幸せを本気で応援するブログです。

 

あるテレビで、スポーツの世界で成功している若い選手の特集がありました。

すごいスパルタの父親で「怖い」と・・・。

そして、今でも「褒められたことがない」と・・・。

 

やっぱりテレビって怖いな・・・と思います。

この部分だけ見ると、父親は、怖くて褒めない方がいいんだなって思う人もいるだろうなって。

 

でも、視点を変えて見れば、

「仕事をしているにも関わらず、一緒に練習してくれる父親」

「試合の度に、ビデオを撮って、一緒に振り返ってくれる父親」

「それをフォローしている母親の存在」

これだけできるお家が、どれだけあるでしょうか?

大事なことは、愛情を受け取れているかどうかなんですよね。

話を聞いていると、この選手は、自分のダメなところも、いいところも(選手としての長所と短所も)しっかり理解できている。

自分を客観的に見れている。しっかりと、成長しています。若いけど、しっかりしているんです。

そうやって育てられたんですよ。

 

でも、ここまで関われる家ばかりではないですよね。

今回は、子どもが親の愛情を受け取れる5つのポイントをお伝えしたいと思います。

 

 

子どもが親の愛情を受け取れる5つのポイント

【1】スキンシップをとる

 スキンシップというと、子どもを抱っこしたり、抱きしめたりしか考えられないかもしれません。そうした身体的なコミュニケーションも大事です。

 触れることもそうですが、他にもあります。

   「見つめる」「ほほ笑む」「話しかける」「ほめる」

 も大事です。

 子どもの顔をしっかりと見ていますか?

 ほめていますか?

 こうやって、親に見守られていることを感じることで、愛情をたっぷりともらうことができます。

 そうする中で、自尊感情が高まり、いろいろなことに負けない子どもの心が育っていくのです。

 

【2】まずは、受け止める

 ときに、子どもは、わがままを言います。

 どうしようもないことで、泣きます。

 そんなときに、「もう、勝ってにしなさい」「わがまま言わない!」「何やってんの!」と、怒ったり突き放したりしていませんか?

 どんなに、わがままなことを言ったとしても

 「そうなんだ」「〇〇したかったんだね」

 と、やさしく子どもの気持ちを受け止めてあげてください。そのあとで、「でも。・・・」と、お家の人の考えを伝えましょう。教えたいことを伝えましょう。

 すると、心に入ります。これも、1度理解してくれたという、愛情を子どもが感じるからです。

 

 子どもは、泣きながらでも、実は、どうしようもないということを理解していることも多いのです。でも、いきなり否定されたらどうでしょう。大人でも、意地になってしまうことってあるじゃないですか。でも、先に受け止めてくれると、素直になりやすいんですよ。

 

【3】短く元気にほめる!名前をつけるとなおOK!!

 ほめるといっても、理屈っぽくほめる必要はありません。長くほめる必要はありません。

 誉め言葉をたくさんもっていることにこしたことはありませんが、短くなら、だれでもほめられます。

 「すごい!」「ばっちり!」「すてき!」

 そのときに、小さい声ではなく、元気よく大げさにほめてあげましょう。

 さらに、「名前」も呼んであげましょう。

 「〇〇、すごい!」

 という具合に。名前をよばれることで、さらに、自分に言ってもらったという気持ちが高くなります。

 特に、兄弟のいるところには、効果が高いです。

 

※ただし、具体的に「何がよかったのか」「どう思ったのか」を伝えることもほめる効果が高いとも言われています。

短く元気にほめるとは、手早くテンポよくほめられる手段でもあり、どうほめたらいいか分からないとか、苦手という人に向けての方法でもあります。

 

【4】成長をほめる 努力をほめる

 できた、できなかったの結果を評価するのではなく、「ここまでできるようになったね」と、成長をほめてあげましょう。

 もし変わってなかったとしても、がんばったことをほめてあげましょう。

 それで、満足そうな顔をしたらOKです。そのあとに、「次は、〇〇までがんばろうね」って、目標を親が言ってあげましょう。

 でも、子どもは、うれしそうな顔をせずに、「でも、ここまでやりたかった」「もっとできるようになりたい」など、自分から口にしたりします。

 これも、OKです。そしたら、目標を立てたことをほめてあげればいんですよ。

 

【5】事実をほめる

 これは、補足的なものです。どうしても、なかなか苦手でがんばれないことだったり、ほめるところがないと感じることもあるかもしれません。

 そんなときは、見たまま事実をほめてあげましょう。これは、大きくなると逆にバカにしているようにとらえられます。小さいからこその誉め言葉のシャワーです。

 ごはんを食べない子に「おはしを持ったね。えらい!」「一口たべた。すごい!」「食べようとしたね。うれしい”」「椅子にすわった。がまんしたね。」・・・。

 見たまま、事実をほめていくのです。

 

 

まとめ

 いかがでしたか?

 愛情を受け取り、ほめられると、自尊感情の高い子が育ちます。

 また、人は、脳にセロトニンを分泌すると言われています。

 セロトニンとは、「脳内で働く神経伝達物質のひとつです。感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっていて、 セロトニンが不足すると脳の機能の低下が見られたり、心のバランスを保つことが難しくなり、ストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうる」と言われています。

 精神的に強い子を育てることこそ、今の時代に大事なことではないでしょうか?

 

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