【小学生】紙の辞書がいいのか?ネット検索がいいのか?
宿題をしていると、
「これってどういう意味?」「この漢字ってどんなのだっけ?」
と、悩むことがあると思います。
そばにいるなら、教えてあげることもあると思うのですが、自分で調べることも大事です。
その時に、紙の辞書の方がいいのかな?でも、今時はネット(携帯やタブレット)でいいのかな?なんて悩みはありませんか?
今回は、紙の辞書とネット検索のどちらがいいのかをレポートします。
紙の辞書か?ネット検索か?
結論からいうと、小さいころは、紙の辞書でできるなら、紙の辞書の方がいいです。
紙の辞書のメリット
① 紙の方が頭に残りやすい
紙の辞書の方が、いろいろ吸収できるからです。そして、年齢に合った言葉や絵が描いてあるからです。
まず、いろいろ吸収できるというのは、その言葉を調べるときにも、いろいろな言葉を見ながら探します。その中で、調べなかったけど、前に分からなかった言葉を見たり、知らない言葉と出会って、そのときに、また意味を知ることができます。
また、その言葉を補う絵が描いてあったりするのも特徴です。特に、小学生向けの辞書は、そうしたフォローがしっかりしています。
②作業を加えて個性(オリジナリティ)が出せる
あと、付箋を貼ったり、書き込んだり、線を引いたりできるので、オリジナリティが出せることも大きなメリットです。
絵と作業と音(ページをめくる音)やにおいを通して、インプットしていきます。
特に絵本や読書が好きな子には、いいと思います。
紙の辞書のデメリット
①汚れたり破れたりする
まずは、やぶれたり汚れたりすること。特に、兄弟で使っていくと、下の子が使うころには、ボロボロということもありますよね。
②辞書としてでしか使わない
また、辞書としての機能しかもたないこと。本来、それでいいのですが、ネット検索するための端末は、それ以外のことができるというのが特徴かもしれません。
逆に言えば、辞書としていか使うことがないので安全性は高いと言えます。
③兄弟で使うと書き込みにくい
兄弟で使いまわす場合は、付箋をうまく使わないと、兄弟が書き込んだり線を引いたものが残ってしまうというのも、デメリットになるかもしれません。
ネット検索のメリット
①作業が少なく済む
一番のメリットは、作業が少なく速いです。
余計な動作はほとんどなく、今なら、音声で調べることもできるので、手間がとにかくかからない。
辞書引きが苦手な場合は、ネット検索もありでしょう。
辞書引きだと、結局やる気をなくしたり宿題も進まないという場合は、何もしないよりもネット検索でやった方がいいかもしれません。
② 辞書以外の用途にも端末が使用できる
あとは、ネット検索以外のことができるので、辞書以外の機能も使いこなせれば、コスパはかなりよくなるでしょう。
③ お古感がでにくい
また、兄弟で共有して使いやすいというのもメリットでしょう。
④ 新しく買う必要がないかもしれない
昔使っていたスマホやタブレットがある家もあるでしょう。特に、ネット検索するだけなら、古くても大丈夫だと思います。つまり、新しく買う必要がないということです。
ネット検索のデメリット
① 辞書以外の誘惑に負けてしまうかも
余計な情報がたくさんはいってくることです。ネット検索だと、どうしても、広告が入ってきたり、前に見ていた動画や情報などがあり、勉強モードだったのに、いつの間にか、別の方を気にしたりするかもしれません。
さらに、その端末が、子どものものだったりすると、友達からの連絡が入って、LINEのやり取りへ移行してしまうこともあるでしょう。
ネット検索をする場合は、SNS等のやり取りなど一切そうしたことに使っていないものにすると、ちょっとは、そういう誘惑がなくなるかもしれません。
② 子どもに合っているとは限らない
また、子どもに対しての情報ではないので、難しい漢字を使って説明していたりすることもあります。結局何が書いてあるのか分からないということもあります。
また、お古を使わせていると、制限をかけていないことが多いので、子どもに見せたくないサイトへいつの間にかいってしまったりとかがあるかもしれません。
紙の辞書か?ネット検索かのまとめ
子どもを守るという意味では、やはり紙の辞書の方がいいでしょう。中学、高校ぐらいになると、自分の携帯を使って調べるようになると思います。小学生ぐらいの間は、紙の辞書を経験させてあげるのもいいでしょう。
とはいえ、紙の辞書が苦手(多くの作業をするのが苦手・遅い)な子には、ネット検索をさせてあげることで、宿題等が結果としてはかどり、学力向上へつながるかもしれません。その場合は、十分、安全面に気をつけてあげること、どのような用途で使っていいのかを家族でルール化しておくことをお勧めしておきます。