歯磨きを嫌がる子どもを歯磨きがしたい子に変身させた方法

歯磨きを嫌がる子どもを歯磨きがしたい子に変身させた方法

大学院で学校教育心理学・発達健康教育学を学んだJJです。

自身の子育て経験と学びを元に、本気で健康と子育てを応援するブログです。

 

子育て真っ最中の私ですが、

子育てで1番困ったのが、「歯磨き」でした。

困ったといっても、すぐに虫歯になるわけではないし、友達の迷惑になるわけではないのですが、本当に嫌がって困りました。

 

長い戦いがありました。

 

そんな長男も、今では、嫌がることなく当たり前のように歯磨きをしてくれています。

 

そして、下の娘は、仕上げをさせてくれなくて困りました。今では、仕上げ磨き大好きになっています。

 

今回は、調べたことと、歯磨きで困った経験を結びつけながら、歯磨きを嫌がる子をどうやって歯磨きが出来る子にしていったかということをお伝えしたいと思います。

 

 

歯磨きの習慣をつけるためのステップ

歯磨き習慣を付けることは、歯の健康の土台を作ることにつながります。

歯が顔を出し始めたら、歯ブラシを持たせましょう。初めは噛むだけでも大丈夫です。

最後は、親が仕上げをするという順序でやっていきましょう。

 

【1】年齢にあったはぶらしを選ぶ

まず、歯磨きは歯が生え始めたらすぐにはじめましょう。でも、歯ブラシで危険なのは、歯ブラシが喉に突き刺さる事件です。歯ブラシは、できるだけ座ってやらせたいものです。しかしながら、なかなかそうはいきません。だから、年齢にあった長さや工夫されている歯ブラシを持たせてあげましょう。「自分で持ってみがく(口に歯ブラシを入れる)」は、自分で磨くようになるための大事な習慣付けです。シリコン素材で、歯や歯茎を傷つけない安全なプレートをついたものを選びましょう。できれば、その歯ブラシも子どもに選ばせてあげましょう。色やキャラクターで選ぶと思います。でも、自分で選んだ歯ブラシは、愛着がわきやすく、自分で選んだという気持ちが残りやすいです。

また、歯ブラシも定期的に交換しましょう。とくに、小さい子は、歯ブラシを噛むので、すぐに傷んでしまいます。傷んだ歯ブラシで磨いても効果はありません。我が家は、2~3ヶ月ほどで交換していました。

 

【2】仕上げは、頭を親の膝の上にごろん

お兄ちゃんが歯磨きを嫌がっていたころは、自分で持たないので、何とか仕上げ磨きをしようとがんばりました。膝の上に寝ようともしないので、テレビを見させながらや本を見させながらもチャレンジしてみました。すると、子どもはじっとしてくれるので歯を磨くことができます。しかし、口の開け方や角度が歯の仕上げ磨きとしてはとても難しいです。だから、親の膝の上に寝かせる習慣をつけることが大事だなあと思いました。逃げようとするときは、膝で頭を挟み込むぐらいの気持ちも必要ですよ。

 

【3】人形にまねっこ歯磨き

少し大きめの人形や子どもが気に入っている人形の口に歯ブラシを持って行って磨く真似をしてあげます。そして、終わったら、「きれいになったね。」「上手にごろん、できたね。」「いい子だったね。」と、仕上げ磨きのときの様子を見せたり言ったりしてあげます。きっとそれを見た子どもも、人形にしたがるはずです。こうしたまねっこは、歯を磨く側の気持ちも理解できるので、子どもの心の成長にもつながります。

 

歯磨きを嫌いだった子が歯磨きするようになった工夫6選

1才のころまでは、歯磨きを嫌がらずにやっていました。逆に、早く仕上げをしたいのに、自分で磨いて困ったくらいです。ところが、ある日突然、歯磨きを嫌がるようになりました。自分でするのも嫌だし、とりあえず、仕上げだけでもとがんばりますが、仕上げもさせてくれません。

泣き叫ぶこともあり、仕方なく「明日はしようね。」と言って、歯磨きなしで寝たこともありました。でも、やっぱり次の日も嫌がりました。

【1】基本の「人形まねっこ作戦」

まず、工夫したのは、本にものっていた「人形まねっこ」でした。まねっこは好きみたいで、楽しそうにやっていました。そのまま、させてくれることもあったのですが、やはり、嫌がることも多く、大きな成果はありませんでした。

 

【2】歯磨き絵本作戦

歯磨きに関する絵本を買ってきて一緒に読んだりして、歯磨きに興味を持ってもらおうと考えました。この頃になると、自分ではしませんが、仕上げはさせてくれるようになりました。

 

【3】歯医者さんにほめてもらう作戦

最後は、歯医者さんに行きました。歯医者さんというものは理解できていたいので、歯のチェックをしてもらったときに、「きれいにしているね。」「虫歯がないね。」といっぱいほめてくれました。

「毎日、歯をみがいたからだね。」

というと、うれしそうで、それから、歯磨きをするようになりました。ほめるという効果の絶大な力を感じました。しかも親以外の専門の先生からです。そのことも、子どもにとって大いに価値のあることです。

 

【4】お人形さんにしてもらう作戦

下の娘は、嫌がることなく歯磨きをやります。ただ、寝転がるとすぐに起きようとして仕上げがなかなかできません。そこで、「お人形さんにしてもらおう」作戦がうまくいきました。

「今日は、くまもんとしよう」と言って、くまもんに歯ブラシを持たせたり、顔を見せながら、仕上げ磨きをします。すると、ずっと寝転がっています。そうやってやっていると、いつの間にか、自分で人形を選んで持ってくるようになりました。そして、仕上げ磨きの時間ぐらいは、ちゃんと寝転がってくれるようになりました。しかも、仕上げ磨きを、お父さんにもお母さんにもしてもらおうとします。効果がありすぎました。

 

【5】歯磨きの歌を決める

私は歌を作るのが好きというか得意なので、歯磨きの歌を作って歌いながらしました。歌うと子どもも歯磨きって言わなくても分かってくれるので、がみがみ言わなくていいものです。歯磨きの歌も、世の中にはいろいろあるので、それを使うのもいいと思います。また、歯磨きの歌ではなくても、何か決まった音楽を歯磨きの音楽としてもいいのではないでしょうか?例えば、この音楽がかかったら、終わるまでに準備をするとか。我が家ルールを作るのもいいと思います。

 

【6】子どもの歯磨き動画(Youtube)

子どもチャレンジやNHK系の動画には、はみがきの動画があります。実際に、バイキンが歯を工事している絵やアニメーションがあるので、子どもは、想像しやすいようです。これを見せながら、歯磨きについて考えさせるのもいいと思います。私の家では、これをする前に「歯磨き嫌」は改善したのでこの効果は体験していません。ただ、子どもは、興味を持って見ていました。教育者の立場から考えても、動画を見ることで、客観的にはみがきの意味を理解できるので、理解できる年齢には効果があると思います。

 

 

小さい頃の歯磨きは本当に必要なのか?

生まれたての赤ちゃんの口の中には、細菌はいないと言われています。しかし、生活の中で、いろいろなものを口に入れたり、お家の人と食べ物を共有したり、中には、コミュニケーションによるキスをしたりする中で、細菌が増えていきます。とくに、3才ごろまでに口の中の細菌の数と種類は安定してくると言われています。

昔テレビで見たのですが、「虫歯に関係する細菌の数が少ないと、ちょっと歯磨きするだけで虫歯にならない」と言っていました。我が家でも子どもとは食べる皿を分けたり、親が箸をつけたものを子どもには食べささないようにしたりするなど、親の唾液が子どもの中に入らないように工夫しています。また、はぶらしも、はぶらし同士が親のものと当たらないように、工夫しています。とはいえ、子どもが、口の中にものを入れたり、話しているときに唾がとんだりすることは、防ぐことはできません。

1才~2才半の間は、特に虫歯菌と言われるミュータス菌が繁殖しやすい時期なので、しっかりと歯磨きをして細菌を安定させてあげたいです。だから、小さい頃の歯磨きは、本当に大事です。

 

 

まとめ

どうでしたか?

歯磨きに悩まずに子育てを終えた人もいるでしょうが、我が家は、2才のころに歯磨きいやいや時期がやってきて本当に大変でした。それでも、3つ目の工夫がうまくいって歯磨きをしてくれるようになりました。歯磨き嫌いにしてはいけないから、「怒らない」「無理やりさせない」などと言っている人もいますが、歯磨きは必要なことなので、時には、そういう側面も必要だと思います。頭ごなしに怒ったり、無理やりさせるのはどうかと思いますが、しっかりと、理由を説明しておくことは大事だと思います。そのうえで、褒めたり、人形などを使って、とにかく、歯磨きは楽しいな、大事だなと思わせることが大切です。

しっかり歯磨きをする習慣をつけてあげることが大事ですね。

 

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