小さい子どもの習い事、何をさせればいいの?

小さい子どもの習い事、何をさせればいいの?

健康を本気で応援するJJです。

今回は、実際、我が家でも意見が分かれた子どもの習い事についてです。

子どもがやりたいと言って始めるのが理想かもしれませんが、ピアノや英語などは、3才ぐらいには始めていた方がいいと言われています。

そう考えると、始めは親が何を習わすかということを考える必要があります。

とはいえ、何をさせればいいのか分からず、結局近くによくある

「水泳」「体操」「音楽系」「英語」などをやっている人が多いのではないでしょうか?

まず、習い事をすべきかどうかは置いてい置いて、まず、習い事をすると決まったとします。

そこで、何をさせようか迷った段階としてお話を進めていきます。

今日は、子どもの習い事に対する考え方を紹介したいと思います。

 

 

小さい子どものころにさせたい習い事への考え方

【1】親がやらせたいことをやらせる

これは、意見が分かれるとは思いますが、私はいいと思います。なぜなら、親が習わせたいことというのは、親も協力しやすいからです。よく、野球をやっていた親が子どもに野球をさせたり、バスケットボールをしていた親が、バスケットボールを持って一緒に公園に行ったりします。小さい頃だけではありませんが、親が協力できる体制というのは、子どもにとっても環境がいいということです。親が好きで笑顔でやっていることは、子どもも楽しいと思いやすく、また、悩んだりどこができていないのかを親に相談したり親が指摘できたりします。

最近では、最年少棋士が誕生しました。9才(プロになるころは10才)の子どもが、囲碁のプロになったのです。しかし、これも、父親もプロ棋士、母親は、囲碁のインストラクター、親族にも囲碁のプロがいるということで、まさに、親という環境が、子どもを育てたといってもいいでしょう。

当然、やり方は習わせる先生によっても違うので、習い事としてやらせるならあまり口を出しすぎるのはよくないケースもありますが、休みの日に親と一緒に野球やバスケができる、ピアノができるという環境は、子どもにとってとても素敵なことです。

あと、ピアノや英語は、早目にやっておくことを勧めます。子どもがやりたいというころには、耳も指も、いくらがんばっても特定のところまでしかできなくなりますから。

 

【2】学校で困らないようにさせてあげる

これは、昔、「水泳ができなくてはずかしかった」「跳び箱がなかなかできなくてこまった」など、親自身が学校で困った経験があれば、そうならないようにさせてあげたいと願うもの。子ども自身も、自信を持って泳げたり跳び箱ができれば、学校の体育も楽しみになるし、学校自体への抵抗感もなくなるというメリットがあります。特に、将来そのスポーツで大成してほしいと思っていないなら、慣らしてあげるつもりで通わせるのもいいでしょう。

 

【3】費用面で考える

習い事の中でも、道具というものはやはり必要になります。例えば、水泳であれば、水着セットぐらいですが、野球になると、グローブとバット、スパイクが必要になります。ポジションによっては、専用の道具も必要になります。また、剣道などは、竹刀と防具が必要になったりもします。ゴルフは、本当にお金がかかります。そうした費用面も考えておかないと、子どもが続けたいと思っても、続けられなくなる可能性がでてきますので、しっかりと考えておきましょう。

 

 

特別させたいと思うものがない場合の習い事

〇将来につながる習い事

運動をさせたい親も多いと思いますが、水泳や野球などの特定のスポーツにこだわるのではなく、小さい頃は、できるだけいろいろな動きも身につけた方がいいでしょう。そこで、体操などもいいのですが、そうした身近な動きを主にしている運動クラブも増えてきています。全身でいろいろなことをするクラブです。例えば、綱を登ったり、高いところから高いところへ飛び移ったりするなど、とくに、スポーツをしているのではなく、おもいっきり体を使うことを主においているものです。体幹やバランス能力が基礎的な運動能力として備わってきます。また、左右の筋力もバランスよくついたいりすることも特徴です。

こんな例があります。水泳のタイムがなかなか伸びない小学校5年生の男の子が、こうしたクラブに入ってから、急にタイムが伸びはじました。体の動きをしっかりと機能させることができるようになることで、自分がしたいスポーツの能力もあがるという顕著な例ですね。

私が住んでいる姫路には、そういったクラブは少ないのですが、「おさるの森」というものがそれにあたります。今後は、もう少し増えてくると予想しています。また、私も、研修などでお世話になったストレッチポールを広めたことで有名なJCCAのトレーナーさんなどが、そうしたクラブを立ち上げていることもよく聞きます。

運動系でなければ、やはり、英語ということになりそうです。英語は、今よりも、必須になってくるでしょう。最近では、大学の授業も英語でしかしないところなどが出てきています。私の友達で、英語ができる子は、転職を繰り返しながら出世しています。また、海外での活躍も多いです。逆に、英語ができないのに海外勤務が決まった友達は、決まってから半年、一生懸命英語の習い事に通い、すごく苦労していました。

 

〇習い事をあせらなくてもいい事例

事例1 武井壮さんのエピソード

子どもの頃野球をしていた武井壮さんは、ビデオカメラで自分の試合を撮ってもらった映像を見てびっくりしたと。自分が思い描いていたい動きと、実際に自分がしている動きがこんなに違うなんて!と。そこから、武井壮さんは、自分が思い描いている通りに体を動かせるようになれば、なんでもできるのではと思い、試行錯誤をしたそうです。そんな考えで過ごした武井壮さんは、高校時代は、ボクシングをしたり、大学から陸上部に入り短距離をしたりします。大学3回生から10種競技に転向して、わずか2年半で日本選手権で優勝します。ゴルフをしたことがないのに、アメリカにゴルフ留学し、見事新人育成に合格したり、中学までの野球経験で、台湾チームのコーチになったり、トレーナーになったりと、運動能力が高ければ、その道を極めてなくても、できてしまう例の一人だと思います。

だから、子どもが将来どんな夢を持ったとしても、体を機能的に動かせるようにしてあげることは、やりたいことを応援できると思っています。

しかも、習い事は焦る必要はありません。オリンピックを目指すとかそういう次元でなければ、頑張れる子を育てることの方が大事だからです。

 

事例2 中学から水泳を始めたAくんの速さにびっくり

私は、幼稚園のころから水泳をやっていました。そこまで速くはありませんでしたが、学校対抗の水泳の代表には選ばれる程度でした。中学から陸上部に入り、習っていた水泳をやめました。つまり、小さい頃から8年ほど水泳をやっていたのです。一方、Aくんは、運動神経はいい方でしたが、とくに習い事はなにもしていません。ただ、Aくんは、いろいろ問題を起こす子で、当時、生徒指導の先生が水泳部の顧問だった関係で、水泳部に入部させられました。そして、半年後、校内水泳大会があったのですが、私よりAくんの方が速くなっていました。逆に、私は、小学生の頃、マラソン大会は、後ろから数えた方が速かったですが、陸上部で1年ほど練習した1年生の大会では、校内男子で10位以内に入っていました。つまり、成長期に、打ち込むことができれば、そのスポーツの記録も十分伸びるということです。とくに、私が水泳を8年がんばったことを、Aくんは、半年で抜かしています。そのまま水泳を私も続けていれば、結果は変わったでしょう。つまり、成長期の小学校高学年ぐらいから、努力すれば、ある程度なら、ぜんぜんなれるということです。

 

事例3 高校からピアノを始めた私とBくん

私は、高校からピアノを始めました。こんな子はいないだろうと思っていたら、同じクラスに全く同じ子がいました。ただ、私は運動も好きだったので、ピアノに打ち込むことはできませんでしたが、簡単な曲を弾ぎ語りするぐらいはできるようになりました。そして、Bくんは、音大こそ無理でしたが、私よりも断然うまくなりました。高校からの3年間で、バイエルはもちろん、ブリュグミラーを終わらせ、ソナチネをある程度のレベルまで弾けるようになっていました。つまり、やりたいという気持ちさえあれば、何とかなるものなのです。

 

 

まとめ

どうでしたか?

子どもをどうしたいのか?どうさせてあげたいのか?ということが、小さい頃に親が決める習い事の基準です。だから、どの習い事が正解ではなく、どの習い事も失敗はないと考えてください。

私は、ピアノをさせたかったのです。それは、自分がピアノを弾きたくてもやっぱり高校からでは大変だったから。でも、将来を考えれば、必ずしもピアノを弾ける必要はありません。そこで、音楽は好きになってほしいと思い、「リズム感」ぐらいはということで、リトミックに通わせていました。今は、英語です。英語を習わせるまでの1年半ほどでしたが、音楽は大好きです。しかも、小さいながら、けっこう正確に音程よく歌ったり、リズムよくダンスしたりしています。下の娘も同じような感じです。下の子が落ち着いたら、特定のスポーツではなく、体を動かすことが目的のようなならい事をさせてあげたいと思っています。

そうする中で、大きくなってきたときに、やりたいことを一緒に見つけてあげたいと思っています。小さい頃は、その準備期間だと思っています。

 

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