【2歳、3歳】子どもがご飯を食べないときの大切なポイント

子どもがご飯を食べないときの大切なポイント

子育てと健康を本気で応援しているJJです。私は、教育・発達心理の大学院を修了し、発育に関しても勉強してきました。

その視点と実体験も踏まえて、今回は、このテーマでお伝えします。

子どもがご飯を食べなくて困ることはありませんか?

 

うろうろ立ち歩いたり、ご飯で遊び出したりされると、「はあ・・・。」とため息をつきたくなりますよね。

せっかく作ったのに・・・。

栄養も気になる・・・。

なんとか食べてほしい。

思えば思うほど、イライラしてしまう。

我が家にもそんな時期がありました。

今回は、そんな子どもがご飯を食べなくてお困りの方に、大切なポイントをお伝えします。

 

 

子どもがご飯を食べたがらない理由

まずは、子どもがどうして、ご飯を食べたがらないのか?

子どもがご飯を食べない理由は、おいしくない・・・ではありません。

お腹が空いているよりも、「遊びたい気持ち」が勝っているというときがほとんどです。

「お母さんとしゃべりたい気持ち」「目の前ご飯も遊び道具に思ってしまう」

「気持ちが落ち着かない」「体調が悪い」など・・・

つまり、ご飯を食べる必要性を感じていないからなんです。本当にお腹がすいていたら食べますからね。

だから、1番大事なのは、イライラせず、「今は食べたくないんだね」と割り切ることです。

また、お母さんは、美味しそうにご飯を食べていたらいいんです。

ここで、無理やり怒って食べさせていたら、子どもは、ご飯の時間が嫌いになってしまうかもしれません。

 

 

子どもがご飯を食べないときに気をつける2つのポイント

(1)無理やり食べさせない・・・、親は子どもと一緒に遊ばない

子どもに無理に食べさせないということだけが先行してしまうと、一緒に遊んでしまう親がいるかもしれません。もし、「食べたくない」と言ったら、お母さんが遊んでくれるということを学習してしまうと、子どもは、わがままを言えば、お母さんは、ぼくと遊んでくれるんだと勘違いしてしまいます。

だから、無理やり食べさせなくてもいいけど、お母さんは、ご飯を食べるんだよということを教えていかなければなりません。遊ぼうアピールが始まったら、普通にたんたんと一緒に会話をします(無視はだめ)。ときどき、「それが終わったら食べようね。」とか声をかけていきます。また、結局みんなが食べ終わってから、食べるというかもしれませんね。そのときは、食べられそうなものを出して、「明日はみんなと食べようね」と声をかけたりします。

即効性があるわけではありません。でも、子どもが食べた方がいいのかなあと気づいてきます。親の気持ちも気づいてきます。子どもに考えさせて気づかせることもしつけです。

 

(2)あの手この手で食べさせようとしてはいけない

これは、失敗経験からです。

小さい子どもは、ご飯中寝てしまうこともありますね。そこで、眠たそうになっていたときに、人形を「いないないばあ」の感じで、いろいろなところから出したりしていました。すると、子どもが眠たそうにせず、「もっとやって」という感じで食べたんです。「●●を食べたら、どこから出てくるかなあ。」とか言いながら・・・。いい方法を思いついたと思いました。

また、好き嫌いを言って食べないときも、机の上に人形をならべて、子どもが一口たべたら、人形が進むという、なんとも単純なことをしてみました。例えば、人参を食べたら、Aの人形が少し進む。大きい人参をいっぱい食べたらAの人形が大きく進むという感じです。法則性もあるので、知育にもなるかなあと思ってやっていました。

でも、これには、大きな落とし穴がありました。子どもが毎日、「あれやって」というようになったのです。私がいる時はいいですが、私が仕事でいないときも、妻にも言っていたようなんです。当然、妻は、そんな暇はありません。本当に、困ってしまいました。妻と話し合って、「ご飯は、遊ぶ時間じゃない」ということを決めて、楽しく食事することと、遊ぶことは違うということで、子どもにも「今日が最後ね」と言って、やるのをやめました。

つまり、あの手この手を使って食べさせようとしてはいけないというのは、その場しのぎでしかならない続けられないことはやってはダメということです。

そりゃ、そうですよね。子どもは、前は良かったのに、どうして今日はダメなのってなりますからね。

 

 

子どもがご飯をたべないときの工夫

それでも、どうしても子どもにご飯を食べてほしいときはどうしたらいいのでしょうか?

(1)食べられる量を決める

盛り付けてしまってからでもいいので、子どもがご飯を食べられるのに、食べようとしないときは、あと、1口、2口で食べられる量にしてあげればいいんです。そのときに、子どもにも聞いてあげて、どれくらい食べられそう?と言って、少しずつ減らしていきます。

これくらいやったら食べられるという量を決めさせて、実際に食べたら褒めてあげればいいんです。意外と、もうちょっと食べるといいながら、減らした分も全部食べることもあります。当然、1口も食べたくないというときもあるでしょう。そのときは、様子を見て、「次は、食べてね。」と言っていけばいいのです。

(2)はじめから少ない量にする

上と似ているのですが、子どもが、食べれたことを喜べることで、食事が好きになっていきます。おかわりを用意しておいて、少ない量を盛り付けます。全部食べたら、「きれいに食べたね。」とほめます。すると、子どもは、全部食べられたと思います。とくに、普段から残しがちな子はうれしいものです。

少ない量でも大丈夫?と思うかもしれませんが、意外とおかわりします。

(3)一緒に作る

子どもと一緒にご飯を作るのもいいものです。我が家は、「お父さんのために作ろう」とか言いながら作ったり、おやつを作ったりしていました。お父さんが、「おいしいね。」と言って自分が作った料理を食べてくれると、子どもはうれしいものです。食事の時間が楽しみになるようです。

また、そのときに、いろいろな素材を見て、食べ物にも興味を持ち始めます。

どんどん、食に興味が出てきます。

うちの子どもは、レタスをちぎったり洗ったりするのが大好きでした。あと、混ぜるのも楽しそうにやっていました。

(4)完食したらとにかくほめる

これには、正直親に向き不向きがあると思います。大事なことは、食べなかったときよりも食べたときの方が、親がおもいっきり「子どもにかまってあげる(かかわってあげる)」ということです。とはいえ、食べなかったら「ふんっ」!と無視したりするのではなく、いつも通り接して、完食したらほめるという感じです。完食にこだわらず、楽しい食事を心がけていれば、ほめることは、その延長線上で自然にできると思います。

 

 

食べるようになるための大切な+α

我が家もそうでしたが、結構子どものペースでご飯を作るというよりも、意外と親のペースで作っていませんか?

我が家だと、朝7時、昼12時、夜18時がご飯の時間になっています。でも、いろいろ出かけたりして帰ってくるのが遅くなることもあり、16時ぐらいにおやつを食べたりもしているんですね。そんな感じで食べ終わるのは、16時半ごろ。そうなると、18時にお腹が空いているわけがないんです。朝も、朝ごはん直前まで眠っていて、起きてすぐご飯と言われても、食べれる分けがないんです。

つまり、お腹がすいているかどうかをしっかりと見るようにしましょう。

 

(1)時間を見直す

朝お腹がすいた状態で食べさせるためには、朝早く起こすことが大事です。まず、1時間~30分前には起こしてあげましょう。おやつの時間も、子どもが食べたいと言っても、時間をみて量を考えましょう。そして、1日の中で、おもいっきり動いたり走り回ったりする遊びの時間を作ってあげましょう。

そうすることで、しっかりとお腹がすくようになります。

 

(2)おなかをすいたという経験をさせる

次は、お腹がすいたを経験させることです。我が家もそうでしたが、お腹がすいたら、子どもは、ご飯ができていなくても、台所で作っている料理をほしがりました。でも、そこまでお腹がすいていないときは、遊びやテレビに夢中でした。つまり、お腹がすけば、自然と食べ物に意識が行くのです。

だから、ご飯を食べてほしいと思うかもしれませんが、ご飯に集中しなくなったら、「おしまい」と言って終わらせてもいいのです。そして、終わったら次の食事までは食べさせる必要もありません。充分食べていなかったら、子どもはすぐにお腹がすきます。でも、次のご飯まで食べられないという経験をすることで、「しっかり食べないとお腹がすくんだ」ということを学んでいきます。

 

(3)自分で食べるということを教える

あとよくあるのが、食べさせるということ。ある程度小さい頃ならいいですが、食べないからといって食べさせることばかりしていると、子どもは自立しません。ご飯は、食べるものではなく、食べさせてくれるものとなります。動物の話をもってくるのはどうかと思いますが、ライオンだって、始めは親がえさをとって食べさせてくれます。でも、いつかは、狩りの仕方を覚えて、自分でとって食べるようにしつけます。そうしないと、生きていけないと分かっているからです。子どもには、自分で食べることを教えないといけません。親は、おいしいねっと言いながら、一緒に食べていればいいのです。

 

 

まとめ

どうでしたか?

子どもが、ご飯を食べないのは、食べる必要性がないというときです。もしかしたら、体調が悪いこともあるでしょう。

今、うちの子どもは、4才ですが、失敗も経て、この方法で、今は何も言わなくても楽しそうに食事をしています。好き嫌いもなく、料理も手伝いもよくしてくれます。遊びたいときは、遊んでいますが、少しの声かけで、自分のペースで食べるようになっています。

もうすぐ2歳の娘は、ほんとうに天真爛漫で、この方法でも、お兄ちゃんと反応は違うなあと思います。食べたくないということも多いのですが、この方法で対応していると、結局、食べないと言っていたものを後で食べることもよくあります。完食できたら「ぴっかり!」と言ってうれしそうに見せてきます。好き嫌いは多いですが、小さい時の好き嫌いは、そこまで気にせず、楽しく食べるを心がけています。

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